ペンタブ買ったわ その①
「イラスト描けるようになりてえな……。」
不意にそう思いました。
いや理由があるので不意ではないんですが。
皆さんオタク活動をしていくうえで推しのイラストを描ければいいなと思うことは多々あると思います。僕もこれまでそう思うことはあってもいまいち踏み出せずにいました。
主な理由としてはペンタブが5000円くらいで買えると知ったことと知り合いが「アイドルを総選挙で勝たせるためにイラスト描くのがやっぱ有利だなって思って~」と言って無料講座で練習して一週間後めちゃくちゃ上手くなっていていたことが最後の一押しとなり重い腰を上げるに至りました。
もうひとつ挙げるとすればTRPGを始めたことでしょうか。
picrewというサイトに様々な立ち絵メーカーがあるのですが、「絵柄は好きなのにこのメーカーにはヘッドフォンがない!」などとなって悲しくなることが多々ありました。
別に神絵師にならなくてもいい!ちょっとちゃんと伝わるくらいの小物とか人が描ければいい!
というわけでペンタブを買いました。XP-Pen Deco01 5940円なり。
無料の講座を見ながら練習。アタリってやつを描くといいのね、ふ~ん。
で、翌日。
ー
ダ・ヴィンチ恐山みたいなのがたくさんできました。こわ。上手くなるのこれ?
疑問符を頭に浮かべながら適当にやっていたのですが、最初に絵が上達した知り合いが言っていたのが実は無料講座じゃなくて七日間無料の講座の方だったということを知るのがこの二日後くらい。
モチベが続いたら次回に続きます。
幸せな家族の話 をプレイしました。 感想。ネタバレあり。
クトゥルフ神話TRPG「幸せな家族の話」
シナリオ主:さんとなな さん をプレイしました。
多少ぼかしましたがネタバレを多く含むのでプレイ動画を視聴するかシナリオをプレイしてからご覧になることを強く推奨します。
幸せな家族の話を
HO1 父親 涼井倫太郎としてプレイしました。
それぞれのキャラクターは
HO2母親 萌
HO3長男 蓮太郎
HO4長女 真倫です
まずはキャラ作りから。
KPから技能3回まで振り直していいと許可が出ましたがこういう
クトゥルフwebダイスで一括でえいっ。
STR17 CON10 POW16 DEX16 APP11 SIZ12 INT11 EDU17……。
良すぎて振り直すのを検討するレベルのやつ出来たね。
「年収200万」の文字が。
……お父さんの年収これじゃ探索する前に一家が路頭に迷うだろ!
でも面白かったのでみんなに報告します。
するとお母さんが年収ダイス頑張ってくれました。
お母さんの年収「5000万円以上」
これ頑張りすぎじゃね?
お父さんの立場はありません。
余談なのですが、CoCに年齢でハンデが必要ということを僕は今
☆0日目
家族でショッピングモールに行くことに。
ゲーセンでぬいぐるみを取ってあげたり、
(これ以降プレイヤーたちの休み時間の話題はこいつらどんな服持っ
ショッピングモールを出たところでSANチェック。
その描写を聞いて何となくなのですが、「
☆1日目夜
【図書館】技能が高かったため書斎へ。
【図書館】は失敗したものの【目星】
なんだかこの家は作られたものじゃないかな~ということが分かりました。
☆2日目朝
外の様子を確認したかったので森林公園へ。
展望台からの【目星】は失敗したものの、公園の端から端までランニングをすると言うとKPから温情目星を
やはり空がドームのように見えるようです。
☆ヤバい焦げ方をしているフレンチトースト(MADE BY真倫)を食べながら情報交換。
図書館で事件の情報が手に入ったそうです。
みんなに森林公園には展望台があったことを伝えます。すると3人
晩ご飯のためのおいしいお惣菜を買ってくる約束をします。
☆2日目昼
みんなが森林公園に行ったのでひとり母親の私室を探ることにしま
結果:なにもなかったです。
KPからもう1箇所行っていいよと言われたのでそれならと自室へ
仕事に使う道具とか置いてあるだろうから持って行っていいよと言
(外出すると嘘をついて奥さんの部屋に勝手に入るデリカシーなし男になっていることにセッションが終わったあとで気づきます。)
☆晩ご飯のフェイズになって家族のためにお惣菜を買ってきていなか
料理をするのですが、判定方法はPOW×5です。
最初に書いたようにPOW16ですからね。家族でいちばん高いんですよ。つまりこの世界でいちばん高いってわけ。
1d100= 9 7
は???????
お惣菜を買ってこないうえに家族に産廃を出す父親の出来上がりで
☆2日目夜
庭に出てもいいけど夜だから暗いかもしれませんというKPの言葉
……開いてねえじゃん。KPからもう一箇所行っていいと言われた
おお、お風呂で溺れてなにやらやばい記憶が蘇ったうえにHPが2
書斎の立方体の情報と合わせてどうやら我々はなんか体は死んでそ〜
☆3日目朝
物置開いてなかったわ、
書斎はまだ掘った方がいいんじゃないかな〜というKPからのアド
今度は図書館に成功し、古い本から魂の保管法などをゲット。
☆昼ご飯。
真倫と2人でクリティカルが出ておいしい料理を食べながら蓮太郎
「クトゥルフってのがあってねー、ラヴクラフトって人が〜」
で、まあこうなったらひとりで考えていても仕方ないし(SAN値
するとKPから「目星振って」という指示が。失敗したものの、
するといきなりデュエルで魔術で拘束されました。ナンデ?
KP「戦闘が始まりました」
母親が黒幕か!5ターンの間動けなくなったので自分のターンに「
(いやさっきその本は自分の部屋に隠しただろ忘れるな)
蓮太郎も拘束されてしまったため、唯一動ける真倫に「
明確にこれで助かると思ったわけではなく、
真倫が母に対する説得を続け、拘束が解けました。
「我々は放火魔によって死んでいるのではないか、
どうやら当たっていたようで。
HO2の情報が公開されます。
我々はペンダントの中にいてこのままずっと一緒に暮らすことはで
しかし現実に戻ると火事で死んでしまう。
僕はこういう物語をみると、幸せに暮らしてもいいんじゃない?
……まずいね。
でも3人、特に真倫はまだやることがあるようで、
萌さんは物置へ。蓮太郎はトイレへ。
庭を掘り返すと変な缶が出てきました。
萌さんは先ほど物置に行きたがらなかったのですが、
☆物置にて
謎の人に対する【応急処置】50パーセントが成功しましたがあま
机を調べた真倫がナイフを発見。
続いて本棚を調べます。
【図書館】で3連続ダイスを振って成功するごとに情報がもらえる
唸れ俺のダイス!【図書館】75!
3連続成功!
情報を全てゲット!
そして玉虫色の注射器を渡されます。
流れからしてこれがショゴスになる薬ですか。ふーん。
先ほど言ったように、
そしてHO1のハンドアウトは。
なるほどね。
シーンに戻りましょう。
レポート①を読むとSANチェックと言われましたが僕のリアルI
しばらくみんなで考えたのですが、頭がとっちらかったことと、
①アーティファクトを破壊して外に出る。
②ナイフで外に出る。
③このままここで幸せに暮らす。
③はないな。ということでもう一度考えます。
萌さんの話によると多分ひとりが瓦礫の下で残りの3人は大丈夫だ
そして真倫は自分が瓦礫の下にいないであろうという確信があるそ
真倫「私、実は空中浮遊の術が使えて、」
・・・・・・ナンデ?
さっき覚えたやつか。なるほど。
というわけで真倫をナイフで帰したあとに3人がペンダントを壊し
〇ラスト
シーンに呼ばれてルールを読みます。
真倫の1ターン目がCON対抗して失敗したようです。
ぼく「倫太郎にできることは?」
KP「応急処置ならしてもいいかな」
頼む!50パーセント!成功!
1d3で3が出て真倫が3回復。よかった。
蓮太郎はCON対抗に負け、
2ターン目。
真倫のCON対抗成功!CON7だから28パーセントなのによく
で。
倫太郎のターン。
ぼく「みんなを抱えて逃げたいんですが」
KP「抱えるのに1ターンかかります」
まあ、でしょうね。少なくとも3人抱えて逃げられるとは思ってな
とりあえずチャットパレットから使えそうな技能を見返します。
助ける方法はこれしかないですか。
KP「やりますか?」
ぼく「やります」
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・。
TRPGでこんなに気持ちが動いたのは初めてでした。
萌さん、真実を打ち明けるとき本当に辛そうでしたし、子供二人も物置で真剣に考えてくれました。
彼らはみんながみんなを愛している幸せな家族でした。
おしまい。
指す将順位戦5th B級2組 一回戦 対まえかくさん戦
光陰矢の如しと言いますが本当に早いものですね。前回指す将順位戦に出たのが第一回のことなのでもう四年も経ったということですか。第一回のとき既に大学生だったと思うのですがなんでまだ大学生なんでしょうね、うふふ。
その間なにをしていたかと言いますとTwitterをしたり、他のボードゲームやカードゲームにハマったり、Twitterをしたり、ああ、そういえばあとTwitterをしたりしていましたね。
その間少し将棋から距離を置いていましたが別に将棋をやめたというわけではなく将棋ウォーズはほぼ毎日指していました。なにが変わったかというと将棋世界を買わなくなってしまったせいで前は言えたタイトル保持者とか直近の将棋の定跡を思い出せなくなってしまったことですね。いろいろやっていると追いかけるもののキャパシティが足りなくなりました。
長いこと頭のおビョーキを患っていたのですが最近お薬をもらっていろいろと頭がクリアーになったことで多少キャパシティが増えまして様々なものへのモチベーションが復活しました。また、思考が深くできるようになり将棋ウォーズの戦績もじわじわと上がってきました。そこでたまたま一日十六時間のTwitterタイムに指す将順位戦のツイートが流れてきたので久々にやってみるかという気になりまして参加させていただきました。
今回の対局に際してやったことと言えば角交換振り飛車を指しこなす本(藤井猛著)を読み直したくらいです。久々に読んだので忘れていた様々な手筋や形を思い出すことができました。角交換振り飛車を指しこなす本(藤井猛著)は勉強になるとてもよい本です。角交換振り飛車を指しこなす本(藤井猛著)をみなさんぜひ買いましょう。
前置きが長くなりましたが自戦記に入りましょう。
先手 aqua 後手 まえかく
1 7六歩(77) ( 0:04/00:00:04)
2 8四歩(83) ( 0:02/00:00:02)
3 6八飛(28) ( 0:03/00:00:07)
4 6二銀(71) ( 0:03/00:00:05)
5 4八玉(59) ( 0:04/00:00:11)
6 4二玉(51) ( 0:02/00:00:07)
7 3八玉(48) ( 0:03/00:00:14)
8 3二玉(42) ( 0:03/00:00:10)
9 2八玉(38) ( 0:04/00:00:18)
10 3四歩(33) ( 0:06/00:00:16)
11 2二角成(88) ( 0:04/00:00:22)
12 2二銀(31) ( 0:03/00:00:19)
13 8八銀(79) ( 0:01/00:00:23)
14 5二金(61) ( 0:16/00:00:35)
15 3八銀(39) ( 0:01/00:00:24)
16 3三銀(22) ( 0:10/00:00:45)
17 7七銀(88) ( 0:06/00:00:30)
(第一図)
第一図は17 7七銀(88)まで
飛車を振れたので先手優勢
しばらく角道を開けてこなかったので嬉野流かと身構えましたが、結果的にはこちらの予定通り角交換四間飛車となりました。飛車先をまだ8四のまま保留されているのでこちらからすぐに逆棒銀でしかけることができないというのが後手の工夫ですね。
18 6四歩(63) ( 0:13/00:00:58)
19 6六歩(67) ( 0:03/00:00:33)
20 6三銀(62) ( 0:10/00:01:08)
21 6五歩(66) ( 0:02/00:00:35)
22 6五歩(64) ( 0:06/00:01:14)
23 6五飛(68) ( 0:01/00:00:36)
24 6四歩打 ( 0:06/00:01:20)
25 6八飛(65) ( 0:02/00:00:38)
26 7四歩(73) ( 0:16/00:01:36)
27 7八金(69) ( 0:11/00:00:49)
28 7三桂(81) ( 0:11/00:01:47)
29 6六銀(77) ( 0:06/00:00:55)
(第二図)
第二図は29 6六銀(77) まで
まで美濃囲いが美しいので先手優勢
お相手が△6四歩と突いてこられたのでこの場合は向かい飛車に振りなおさずそのまな6筋を戦場にしていく。銀がずんずんと進軍しており気持ちのよい局面だ。
30 4四角打 ( 0:17/00:02:04)
31 7七桂(89) ( 0:21/00:01:16)
32 2二玉(32) ( 2:47/00:04:51)
33 4六角打 ( 0:22/00:01:38)
34 5四歩(53) ( 1:23/00:06:14)
35 6九飛(68) ( 0:18/00:01:56)
36 3二金(41) ( 0:27/00:06:41)
37 6五歩打 ( 0:05/00:02:01)
38 6二飛(82) ( 2:06/00:08:47)
39 7五歩(76) ( 0:25/00:02:26)
40 3五角(44) ( 0:44/00:09:31)
41 6四歩(65) ( 0:49/00:03:15)
42 6四銀(63) ( 0:49/00:10:20)
43 7四歩(75) ( 0:07/00:03:22)
44 5五銀(64) ( 0:14/00:10:34)
45 5五角(46) ( 0:15/00:03:37)
46 5五歩(54) ( 0:07/00:10:41)
47 7三歩成(74) ( 0:02/00:03:39)
48 6一飛(62) ( 1:06/00:11:47)
49 6二歩打 ( 0:26/00:04:05)
50 8一飛(61) ( 0:37/00:12:24)
51 4六銀打 ( 0:22/00:04:27)
52 8五歩(84) ( 1:08/00:13:32)
(第三図)
第三図は52 8五歩(84)まで
捌けており先手よし
第二図からの△4四角があまり厳しい手ではなかった。▲7七桂とすれば角道は止まるし、こちらの▲4六角の方が味がよい。角は銀と交換になったが と金ができており優勢である。
53 5五銀(66) ( 0:51/00:05:18)
54 8六歩(85) ( 0:46/00:14:18)
55 8六歩(87) ( 0:06/00:05:24)
56 8六飛(81) ( 0:02/00:14:20)
57 8七歩打 ( 0:02/00:05:26)
58 7六飛(86) ( 0:12/00:14:32)
59 6三と(73) ( 0:15/00:05:41)
60 4二金(52) ( 0:08/00:14:40)
61 3五銀(46) ( 0:32/00:06:13)
62 3五歩(34) ( 0:06/00:14:46)
63 8五角打 ( 0:03/00:06:16)
64 7五飛(76) ( 0:20/00:15:06)
65 5二と(63) ( 0:10/00:06:26)
66 5五飛(75) ( 0:19/00:15:25)
67 4二と(52) ( 0:15/00:06:41)
68 4二金(32) ( 0:52/00:16:17)
69 6一歩成(62) ( 2:34/00:09:15)
70 5七飛成(55) ( 0:54/00:17:11)
71 6二飛成(69) ( 0:48/00:10:03)
72 5二歩打 ( 0:52/00:18:03)
73 5八歩打 ( 0:46/00:10:49)
74 5四龍(57) ( 0:51/00:18:54)
75 7六角(85) ( 0:38/00:11:27)
76 4四龍(54) ( 0:53/00:19:47)
77 5一と(61) ( 0:28/00:11:55)
(第四図)
第四図は77 5一と(61)まで
一気に長手数を進めてしまったが、飛車を追いながら と金で金を取ることに成功し、龍を作ることに成功した。▲6一歩成~▲5一と は遅い攻めで筋が悪いと思ったが、相手からの厳しい手もなくまだこちらは片美濃に手を付けられていない。ここでは結構余裕があると思っていた、のだが……。
78 4八銀打 ( 0:52/00:20:39)
79 4八金(49) ( 1:21/00:13:16)
80 8四角打 ( 0:52/00:21:31)
81 7二龍(62) ( 0:14/00:13:30)
82 4八角成(84) ( 0:52/00:22:23)
83 3九銀打 ( 0:28/00:13:58)
84 5九馬(48) ( 0:54/00:23:17)
85 5二と(51) ( 0:20/00:14:18)
86 4九銀打 ( 0:52/00:24:09)
87 4九銀(38) ( 0:42/00:15:00)
88 4九馬(59) ( 0:06/00:24:15)
89 3八銀打 ( 0:02/00:15:02)
90 3八馬(49) ( 0:51/00:25:06)
91 3八銀(39) ( 0:35/00:15:37)
92 4八銀打 ( 0:15/00:25:21)
93 4九金打 ( 0:02/00:15:39)
94 4九銀成(48) ( 0:52/00:26:13)
95 4九銀(38) ( 0:03/00:15:42)
96 4七龍(44) ( 0:51/00:27:04)
97 3八銀打 ( 0:04/00:15:46)
98 4八金打 ( 0:12/00:27:16)
99 4八銀(49) ( 0:05/00:15:51)
100 4八龍(47) ( 0:02/00:27:18)
101 4九金打 ( 0:02/00:15:53)
102 5九銀打 ( 0:52/00:28:10)
103 4八金(49) ( 0:47/00:16:40)
( 0:04/00:28:14)
(第五図)
第五図は104 4八銀成(59)まで
まで形勢不明
△4八銀の放り込みから△8四角という強手があった。以下延々と絡まれたうえ追いやっていたと思った4四の龍まで攻めに加わってきてしまった。手元のぴよ将棋に解析させるとまだ先手+2000ほどあるがそれはこちらがミスしなかった場合の話であり、十五分六十秒の早指し将棋なうえ人間は間違える生き物であるため玉が薄いというのはそれだけで具合が悪い。
△3八馬に同銀としなかったのは明確なミスで、同玉の方が相手からの駒の打ち込みを許さず分かりやすかった。本譜はわざわざ△4八銀と打ち込ませる隙を作ってしまっている。あともうひとつでもミスしたら逆転されていただろう。
しかしここから綺麗な手順があった。
105 3四桂打 ( 0:15/00:16:55)
106 1二玉(22) ( 0:51/00:29:05)
107 2二飛打 ( 0:15/00:17:10)
108 2二銀(33) ( 0:03/00:29:08)
109 2二桂成(34) ( 0:01/00:17:11)
110 2二玉(12) ( 0:01/00:29:09)
111 6六角打 ( 0:08/00:17:19)
112 4四飛打 ( 0:52/00:30:01)
113 4四角(66) ( 0:55/00:18:14)
114 3三金打 ( 0:54/00:30:55)
115 3一銀打 ( 0:05/00:18:19)
116 3一玉(22) ( 0:27/00:31:22)
117 4二と(52) ( 0:05/00:18:24)
118 2二玉(31) ( 0:06/00:31:28)
119 3二飛打 ( 0:04/00:18:28)
120 投了 ( 0:04/00:31:32)
(投了図)
まで先手勝ち
▲3四桂から無理やり清算し▲6六角と成銀を取りにいく。ここで受け一方の手を指してくれれば成銀を取って盤石だ。そこで本譜は△4四飛だったが▲同角から即詰みがあった。もし△3三金打でなく△4四同歩の場合は▲3二飛△同金▲同角成△同玉▲5三と
△3三玉▲4二龍△2四玉▲4四龍△3四桂▲2五銀△同玉▲2六歩△同玉▲2七銀△2五玉▲1六銀△2四玉▲2五金(A図)まで自陣の駒までぴったり使って作ったかのような詰みとなる。
A図
本対局を振り返ると最終的には運がよかったと言えるだろう。中盤まで有利に進めておきながら妙手一発で食いつかれてしまったが、なんとか踏みとどまっていてくれた。
指しながら詰みを確認していたので▲6六角の時点では勝算があったわけではなく、これでダメならダメだろうという気持ちだった。
次戦はもっと盤石に自分の色ももっと出しながら指せるようにしたいと思う。第一回のときは三連勝から棚橋さんに負けてそこから転がり落ちたんだよなあ……。
回顧が始まると長いのでこの辺にしておきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
よろしければカクヨムの方を読んでいただけると嬉しいです。↓
指す将順位戦 第4局 棚橋さん戦
さて、皮算用の時間である。
指す将順位戦B級3組は10人で構成されており、1位に指す将の称号が与えられるそうだ。
10人というのはプロのA級順位戦と同じ人数である。A級順位戦で1位となり名人挑戦するのは大体毎年7勝2敗くらいの成績だろうか。2015年に6勝3敗で広瀬八段、久保九段、渡辺二冠、行方八段の四人でプレーオフを戦っていたことは記憶に新しい。1位になるためには余裕をもって7勝しておきたいところか。
幸運なことに僕は現在4勝0敗という好成績で来ているので残りを3勝2敗で切り抜ければいいことになる。簡単ではないが、7勝2敗よりは現実的な数字に思える。
が、ひとつ問題がある。たとえ7勝や8勝できたとしても全勝者がいた場合、当然ながら1位ではないということである。
そして今回の対局相手、棚橋さんはここまで3勝0敗で全勝。
全勝者には消えてもらわねばならぬ。全勝者潰すべし慈悲はない。
レーティングも500程度上回られていて一層気合が入るところであり、今回こそは対策を考えて対局に臨もうと考えた。順位戦をいくつか観戦したところどうやら棚橋さんは居玉党のようである。居玉に・・・、対策・・・?
・・・うん!対策わからん!なんくるないさ!じぶん完璧だからな!(諦め)
前回から引き続き、とりあえず板チョコを買って臨んだ。ゲンは担ぐタイプ。
先手aqua 後手 棚橋さん
▲7六歩△7四歩▲2六歩△7二銀▲2五歩△3二銀▲4八銀△7三銀▲5六歩
△6四銀▲5七銀△5二金右▲7八金△5四歩▲2四歩△同 歩▲同 飛
△2三歩▲2八飛(第一図)
(第一図は▲2八飛まで)
棚橋さんが「aquaさんにぶつける戦法決めた」とツイートしていたので、楽しみにしていると、2手目に7筋の歩が飛び出してきた。袖飛車だ。某アイドルを思い出し、自然と笑みがこぼれた。しかしまさか袖飛車だとは予想できていなかったのでやっぱり作戦は立てないのが吉。対策もよくわからないので適当に進めていく。
ただ、△3二銀はありがたいと思った。相手が角道を開けづらくなったと同時に、こちらの攻めの方針が立った。
△5三金▲4六歩△4四歩▲3六歩△7五歩▲同 歩△7二飛▲3七桂△3四歩▲4五歩△7五飛▲4四歩△3五歩(第二図)
(第二図は△3五歩まで)
皆さんは二枚落ちの「二歩突っ切り」という戦法をご存じだろうか。下のA図のように
(A図は△6五歩まで 先手の駒台の大駒はないものとして考えてください)
角の利きを活かして6,7筋の位をとり、そこから石田流のように組んで攻める戦法だ。詳しくは「鬼の花村・将棋指南」をチェック!(面白くて僕が高校時代何回も読み返した珍しい棋書。高校の部室に置いてきたのを若干後悔している。)
本譜第一図の後手も△3二銀と上がってしまったため3四歩を突くことができず、こちらだけが角を使えるようになっている。二歩突っ切りをイメージして4筋、3筋と歩、桂を進軍させていき、さっそく▲4五歩と開戦した。後手も△7五飛~△3五歩と受けながら反撃してきたものの、こちらの攻めのほうが速いという自信があったためそのまま斬りこんだ。
▲4三歩成△8八角成▲5三と△9五角▲7七歩△9九馬▲9六歩△8四角▲6六銀△7一飛(第三図)
(第三図は△7一飛まで)
▲4三歩成とすると△8八角成は必然だが、そこで▲5三と が用意の一手。これが詰めろなため、この順に踏み込んだ。これで△同銀と手を戻すと▲8八銀で先手の金得となってしまうため実質ゲームセットである。これで受けがないと思っていたため、▲5三と としてもしかすると後手投了するのではないかとさえ思っていた。実際この局面で棚橋さんも時間を一分以上は使っていたように思う。しかし△9五角があった。王手しながら自玉の詰めろを消す好手だ。▲7七歩に△9九馬としてこれで後手は馬を逃がすことに成功し、角と金の交換となった。しかし5三のと金に負けはなしの格言から、先手悪くはないと考えていた。しかし続く▲9六歩はどうだったか。とりあえず6二を守り詰みを消している角にどいてもらいたかったのだが、△8四角とされて中央に角の利きが通ってきた。この角がのちのち利いてくることになる。
▲6三と△8九馬▲6四と△3六歩▲3八歩△3七歩成▲同 歩△4六歩▲4八歩
△4五桂▲5三と(第四図)
(第四図は▲5三と まで)
▲6三と~▲6四と は悠長かと思ったが、まあなにはともあれ銀を取れた。(急に雑な解説)しかし先手がそんな悠長なことをしている間に後手は待望の△3六歩を決行。▲3八歩と謝り、△3七歩成▲同 歩と進む。もし後手がパスのような手を指せば▲4八飛と遊び駒を活用したいと考えていたが、ここで△4六歩が飛んできた。これに▲4八飛と回ると△4七香がある。さすがここまで3戦全勝しているだけあって好きな手ばかり指させてはもらえない。3筋に続いてここでも▲4八歩と謝る。続く△4五桂には▲5三と とした。これは△5三桂成▲同銀△同角成という単純な中央突破は許さないという意味である。(▲6二金までの一手詰め)
△6一香▲2五飛△3三桂▲3五飛△7八馬▲同 銀△4四金▲3六飛△7二飛▲3四金△同 金▲同 飛△6六香▲6三角(第五図)
(第五図は▲6三角まで)
後手の攻防手△6一香に対し、こちらは▲2五飛と浮いた。後手は(先手もだが)居玉なだけに桂馬を取られると先手から次に▲4三桂などの厳しい手がある。△3三桂と遊び駒を活用してそれを防ぐが、▲3五飛が次の▲3三飛成(△同銀には▲4三桂で詰み)を見て味がよい。△7八馬~△4四金としてそれを防いできたが、虎の子の馬を切ってしまう言うなればこれは非常手段であり、素直に▲3六飛と引いた場面では優勢を意識した。しかし△7二飛▲3四金△同 金▲同 飛(飛車が遊んでいたため▲5四飛と活用したかった)△6六香と進んだあとの▲6三角が問題だった。
△6八銀▲同 玉△6七香成▲同 銀△5七桂成▲7八玉△6七成桂▲8九玉△8八銀▲同 玉△7七飛成まで後手勝ち
(投了図は△7七飛成まで)
やったねたえちゃん!当初の目標どおり全勝者がひとり消えたよ!(白目)
第五図の先手玉には詰みがあるのである。△6六香の時点で自玉が寄るのではないかと思い、本譜と同じ手順を読んでいたのだが、飛車が成ってきても自玉には一手余裕があると錯覚していた。つまり飛車は成れない。飛車が動けないのであれば▲6三角と数の攻めで押し切れるだろう・・・。そう思っていた。9筋の歩が突いてあることも自玉の安定度を測り損ねた原因あったかもしれない。
▲6三角では▲6六同歩が正着で、まだ長い戦いが続いていた。感想戦では、第四図のあとの▲2五飛に代えて▲8二銀がよかったとされた。飛車をいじめながら8一の桂馬も狙っており、同じように桂馬を狙う手でもこちらのほうが受けづらかった。
本局は序中盤を有利に進めることができたが、終盤での読み違いから隙をついて逆転されてしまった。終盤力不足というのもあるが、居玉の経験値の差もあったように思える。
・・・相手の土俵で戦うのはさすがに頭が悪かったのではないかといまとなっては思わなくもない。やっぱり対策は考えるべき。
でもたぶん次回までには忘れちゃうんだろうなあ・・・。
棚橋さんも将棋アイオーで自戦記を書かれているので、そちらもあわせて読むと両者の読みの違いなどが出て面白いかもしれない。
棚橋さんの自戦記はこちら↓
aquaさん 対 棚橋 | Shogi.io(将棋アイオー) https://t.co/cK7Bv75CIt #shogi_io
「文才の激しい」 #とは
指す将順位戦 第3局 ポールさん戦
1月28日、ベッドの上でのんべんだらりと過ごしているとtwitterのダイレクトメールが来ていた。ポールさんからだった。
要約すると「順位戦そろそろやりませんか? 29日、31日、2月2日のどこかでどうでしょうか?」という内容だった。僕は前日に大学のテストも終わっており、春休みに突入していたのでいつでもよかったが、先延ばしにしてしまうと予定が入ってしまう可能性もあったので思考停止で「明日(29日)にしましょう」と返信した。
だから今回も特に対策はできていない。(これが言いたかっただけ)
ただ、直前にツイッターを見ているとポールさんが景気付けにカツ丼を食べていることがわかったので、家にあった2枚の板チョコで対抗し、さらに前回の反省を踏まえ通信切れを防ぐために事前にタブレットとスマホの電源は切った。
先手ポールさん 後手aqua
▲7六歩△3四歩▲6六歩△8四歩▲7八飛△8五歩▲7七角△6二銀▲6八銀△4二玉▲4八玉△3二玉▲1六歩△1四歩▲3八玉△5四歩▲5六歩△5二金右▲2八玉△3三角▲5八金左△5三銀▲3八銀△2二玉▲4六歩△3二銀▲5七銀△2四歩(第一図)
(第一図は△2四歩まで)
戦法だけは決めておこうと思い、先手なら久々に指したい戦法があったのでそれを、後手ならば相手に追従して指すことに決めていた。
今回は後手となったのでその戦法はおあずけだ。
戦型は先手の三間飛車となった。囲いを穴熊にしようか一瞬迷ったが、ちょっと前に棋譜中継で中田功先生が二日連続で穴熊を解体したのを見てから穴熊をあまり信用できていないのでやめた。
▲3六歩 △4四歩▲3七桂 △4三金 ▲4七金 △5一角 ▲6五歩 △3三桂▲7五歩 (第二図)
(第二図は▲7五歩まで)
角の利きを活かした攻めがこわかったので△4四歩~△3三桂と組み、角は5一~8四と展開・・・、したかった。△3三桂と跳ねたところで▲7五歩と突かれ、ディスプレイの前で「あ”っ」と声が出た。
相手の飛車先なのでうかつに突くと捌かれてしまいそうで後回しにしていたのだが、どこかで先に7四歩は突いておくべきだった。
△4二角と活用する手もあったが、一度引いた角を戻すのは癪だった。本譜は多少無理気味の開戦といえる。
△6四歩▲6六銀△6二飛▲6八飛△9四歩▲2六歩 △2三銀 ▲5五歩△同 歩 ▲4五歩 △5四銀▲6四歩 △同 飛 ▲6五歩 △8四飛 (第三図)
(第三図は△8四飛まで)
互いに飛車を6筋に振り直し、本格的な戦いが始まった。途中△9四歩と突いたのは▲7四歩△同歩▲9五角という手が見えたからである。戦いを仕掛ける前に突いておいたほうがよかったかと思う。
先手は振り飛車らしく5筋、4筋と歩をぶつけ、戦線を拡大してくる。何も考えずに対応していくといわゆる「これにて振り飛車大楽勝(by鈴木八段)」となりかねない。ここからが考えどころだ。
▲5五銀 △同 銀▲同 角 △4五歩 ▲同 桂 △4六歩 ▲3三桂成 △同 角▲同角成 △同 金 ▲3七金 △4五桂 (第四図)
(第四図は△4五桂まで)
5五の地点で銀を交換しあって△4五歩と手を戻し、▲同桂に△4六歩が狙いの一手。3三で桂と角も交換し、さらに玉が薄くなってしまったが△4六歩が遅れて先手で残っている。同金ととると5七銀があるためこれは取れない。▲3七金に対し△4五桂と好調に攻めることができ気分がよい。ここで優勢を意識した。
▲4八銀 △5五角▲6六角 △3七桂成 ▲同銀左 △6六角 ▲同 飛 △8八角▲4六飛 △4四歩 ▲7七角 △7九角成 ▲5六飛 △4三金打(第五図)
(第五図は△4三金打まで)
優勢を意識した・・・、のだが▲4八銀が粘りの好手でなかなか決めきれない。△5五角をいれてなんとか攻め倒せないかと考えるもどうもうまくいかない。口の中のチョコレートが甘ったるく感じた。一度清算し、筋が悪いと自覚しながらも△8八角と打った。 ▲4六飛に対しても歩を連打し先手を取ることなく△4四歩と収め、▲5六飛に対しても△4三金打と辛抱する。ゆっくりと駒得を主張する指し方だ。対局中は、まだ少しこちらがいいはずだが、どこかでおかしくしたなと思いながら指していた。
▲5九飛 △7八馬 ▲5五桂 △5三金 ▲5四歩 △同 飛
▲6三桂成 △5九飛成 ▲同 角 △6三金 ▲6一飛 △5二銀
▲8一飛成 △4五桂 (第六図)
(第六図は△4五桂まで)
▲5五桂~▲6三桂成と進み、5九の地点で飛車交換となったが、桂馬は4三に成ったほうがよかった。(A図)
(A図は▲4三桂成まで)
△5九飛成とすると▲3三成桂と王手で金をとられてしまうのでこちらは△同金右とするよりないが、▲5四飛△同金と進むと本譜より金の位置が悪く後手陣が乱れている。先手はこちらを選ぶべきだったか。
しかし本譜も自陣にさらに銀を投入した結果、攻め駒不足に陥り苦しい展開となった。せっかく自陣に投入した金をタダでとられるのはまずいと思い△5二銀としたが、これは指しすぎで6三の金を取られても代えて△3二銀と節約すべきだった。
再度△4五桂と打ってみたものの持ち駒が飛車だけでは迫力がない。
▲6四歩 △5三金 ▲6五桂 △3二銀▲5三桂成 △同 銀 ▲6三歩成
(第七図)
(第七図は▲6三歩成まで)
ぱたぱたと手が進み、簡単にと金ができてしまった。これ以上受けていても仕方ないと思い、反撃に出る。
△5八歩 ▲4八角 △3七桂成▲同 角 △4五桂 ▲7三角成 △5九歩成 ▲同 金 △8九馬(第八図)
(第八図は△8九馬まで)
まずは△5八歩と叩き、3七の地点を守っている角をいじめる。そして △3七桂成▲同 角 △4五桂とみたび桂馬をうってしつこく3七の地点を狙った。これに対しては▲4八角と逃げるだろうと思っていたが▲7三角成と逃げられて今度は「へっ!?」と声が出た。
そんなところ行けたの・・・?そうだよねさっき8一の桂馬取られたもんね・・・。これは失敗した・・・。ちくしょうまた読みぬけだ・・・。この手順はお前の人生そのものだ・・・。誰もお前を愛さない・・・。
半分魂が抜けかけて戦意喪失ぎみになったが、とりあえず歩を成り捨てて形を乱し、△8九馬と攻め駒を補充した。
▲5三と △5七飛 ▲4七桂 △5九飛成 ▲2九金 △4八銀
▲4二と △3七金 ▲同 銀 △同桂成 ▲同 馬 △同銀成
▲同 玉 △4八角 ▲2八玉 △3七銀まで124手で後手の勝ち
(投了図)
△5七飛が5九の金と2七、3七をにらむ狙っていた手だったが、これにどう対応してくるかがわからなかった。▲4八金、▲4八銀、もしくは無視して▲4二となどの攻め合いもあるだろう。本譜は▲4七桂だったので金をとることができ、持ち直したと感じた。自玉もギリギリのところまで攻められたが、以下は当初の予定通り3七の地点を攻め、最後は△4八角からの即詰みを見つけることができ、なんとか勝つことができた。
本局は第四図あたりで優勢となったが、そこからじわじわと追い付かれる展開となった。しかし終盤ではあやしい手を交えながらもなんとか勝つことができた。優勢になってから押し切る力が足りていないことを痛感した一局となった。
対局相手のポールさん、観戦してくださったみなさん、ありがとうございました。
後日談というか、今回のオチ。
・・・実は終盤までほぼ互角だったなこれ?
糸冬
制作・著作