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赤だったりアクアだったりする人のブログ。

指す将順位戦5th B級2組 一回戦 対まえかくさん戦

 

 光陰矢の如しと言いますが本当に早いものですね。前回指す将順位戦に出たのが第一回のことなのでもう四年も経ったということですか。第一回のとき既に大学生だったと思うのですがなんでまだ大学生なんでしょうね、うふふ。

 その間なにをしていたかと言いますとTwitterをしたり、他のボードゲームやカードゲームにハマったり、Twitterをしたり、ああ、そういえばあとTwitterをしたりしていましたね。

  その間少し将棋から距離を置いていましたが別に将棋をやめたというわけではなく将棋ウォーズはほぼ毎日指していました。なにが変わったかというと将棋世界を買わなくなってしまったせいで前は言えたタイトル保持者とか直近の将棋の定跡を思い出せなくなってしまったことですね。いろいろやっていると追いかけるもののキャパシティが足りなくなりました。

 長いこと頭のおビョーキを患っていたのですが最近お薬をもらっていろいろと頭がクリアーになったことで多少キャパシティが増えまして様々なものへのモチベーションが復活しました。また、思考が深くできるようになり将棋ウォーズの戦績もじわじわと上がってきました。そこでたまたま一日十六時間のTwitterタイムに指す将順位戦のツイートが流れてきたので久々にやってみるかという気になりまして参加させていただきました。

 

 今回の対局に際してやったことと言えば角交換振り飛車を指しこなす本(藤井猛著)を読み直したくらいです。久々に読んだので忘れていた様々な手筋や形を思い出すことができました。角交換振り飛車を指しこなす本(藤井猛著)は勉強になるとてもよい本です。角交換振り飛車を指しこなす本(藤井猛著)をみなさんぜひ買いましょう。

 

 前置きが長くなりましたが自戦記に入りましょう。

 先手 aqua 後手 まえかく

 

1 7六歩(77) ( 0:04/00:00:04)
2 8四歩(83) ( 0:02/00:00:02)
3 6八飛(28) ( 0:03/00:00:07)
4 6二銀(71) ( 0:03/00:00:05)
5 4八玉(59) ( 0:04/00:00:11)
6 4二玉(51) ( 0:02/00:00:07)
7 3八玉(48) ( 0:03/00:00:14)
8 3二玉(42) ( 0:03/00:00:10)
9 2八玉(38) ( 0:04/00:00:18)
10 3四歩(33) ( 0:06/00:00:16)
11 2二角成(88) ( 0:04/00:00:22)
12 2二銀(31) ( 0:03/00:00:19)
13 8八銀(79) ( 0:01/00:00:23)
14 5二金(61) ( 0:16/00:00:35)
15 3八銀(39) ( 0:01/00:00:24)
16 3三銀(22) ( 0:10/00:00:45)
17 7七銀(88) ( 0:06/00:00:30)

(第一図)f:id:aquaharuka:20200606234738p:plain

第一図は17 7七銀(88)まで

 飛車を振れたので先手優勢

  しばらく角道を開けてこなかったので嬉野流かと身構えましたが、結果的にはこちらの予定通り角交換四間飛車となりました。飛車先をまだ8四のまま保留されているのでこちらからすぐに逆棒銀でしかけることができないというのが後手の工夫ですね。

 

18 6四歩(63) ( 0:13/00:00:58)
19 6六歩(67) ( 0:03/00:00:33)
20 6三銀(62) ( 0:10/00:01:08)
21 6五歩(66) ( 0:02/00:00:35)
22 6五歩(64) ( 0:06/00:01:14)
23 6五飛(68) ( 0:01/00:00:36)
24 6四歩打 ( 0:06/00:01:20)
25 6八飛(65) ( 0:02/00:00:38)
26 7四歩(73) ( 0:16/00:01:36)
27 7八金(69) ( 0:11/00:00:49)
28 7三桂(81) ( 0:11/00:01:47)
29 6六銀(77) ( 0:06/00:00:55)

(第二図)

 

f:id:aquaharuka:20200606234800p:plain

第二図は29 6六銀(77) まで

 まで美濃囲いが美しいので先手優勢

 お相手が△6四歩と突いてこられたのでこの場合は向かい飛車に振りなおさずそのまな6筋を戦場にしていく。銀がずんずんと進軍しており気持ちのよい局面だ。

 

 

30 4四角打 ( 0:17/00:02:04)
31 7七桂(89) ( 0:21/00:01:16)
32 2二玉(32) ( 2:47/00:04:51)
33 4六角打 ( 0:22/00:01:38)
34 5四歩(53) ( 1:23/00:06:14)
35 6九飛(68) ( 0:18/00:01:56)
36 3二金(41) ( 0:27/00:06:41)
37 6五歩打 ( 0:05/00:02:01)
38 6二飛(82) ( 2:06/00:08:47)
39 7五歩(76) ( 0:25/00:02:26)
40 3五角(44) ( 0:44/00:09:31)
41 6四歩(65) ( 0:49/00:03:15)
42 6四銀(63) ( 0:49/00:10:20)
43 7四歩(75) ( 0:07/00:03:22)
44 5五銀(64) ( 0:14/00:10:34)
45 5五角(46) ( 0:15/00:03:37)
46 5五歩(54) ( 0:07/00:10:41)
47 7三歩成(74) ( 0:02/00:03:39)
48 6一飛(62) ( 1:06/00:11:47)
49 6二歩打 ( 0:26/00:04:05)
50 8一飛(61) ( 0:37/00:12:24)
51 4六銀打 ( 0:22/00:04:27)
52 8五歩(84) ( 1:08/00:13:32)

(第三図)

f:id:aquaharuka:20200606234809p:plain

第三図は52 8五歩(84)まで

 捌けており先手よし

 第二図からの△4四角があまり厳しい手ではなかった。▲7七桂とすれば角道は止まるし、こちらの▲4六角の方が味がよい。角は銀と交換になったが と金ができており優勢である。

 

53 5五銀(66) ( 0:51/00:05:18)
54 8六歩(85) ( 0:46/00:14:18)
55 8六歩(87) ( 0:06/00:05:24)
56 8六飛(81) ( 0:02/00:14:20)
57 8七歩打 ( 0:02/00:05:26)
58 7六飛(86) ( 0:12/00:14:32)
59 6三と(73) ( 0:15/00:05:41)
60 4二金(52) ( 0:08/00:14:40)
61 3五銀(46) ( 0:32/00:06:13)
62 3五歩(34) ( 0:06/00:14:46)
63 8五角打 ( 0:03/00:06:16)
64 7五飛(76) ( 0:20/00:15:06)
65 5二と(63) ( 0:10/00:06:26)
66 5五飛(75) ( 0:19/00:15:25)
67 4二と(52) ( 0:15/00:06:41)
68 4二金(32) ( 0:52/00:16:17)
69 6一歩成(62) ( 2:34/00:09:15)
70 5七飛成(55) ( 0:54/00:17:11)
71 6二飛成(69) ( 0:48/00:10:03)
72 5二歩打 ( 0:52/00:18:03)
73 5八歩打 ( 0:46/00:10:49)
74 5四龍(57) ( 0:51/00:18:54)
75 7六角(85) ( 0:38/00:11:27)
76 4四龍(54) ( 0:53/00:19:47)
77 5一と(61) ( 0:28/00:11:55)

 (第四図)

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第四図は77 5一と(61)まで

一気に長手数を進めてしまったが、飛車を追いながら と金で金を取ることに成功し、龍を作ることに成功した。▲6一歩成~▲5一と は遅い攻めで筋が悪いと思ったが、相手からの厳しい手もなくまだこちらは片美濃に手を付けられていない。ここでは結構余裕があると思っていた、のだが……。


78 4八銀打 ( 0:52/00:20:39)
79 4八金(49) ( 1:21/00:13:16)
80 8四角打 ( 0:52/00:21:31)
81 7二龍(62) ( 0:14/00:13:30)
82 4八角成(84) ( 0:52/00:22:23)
83 3九銀打 ( 0:28/00:13:58)
84 5九馬(48) ( 0:54/00:23:17)
85 5二と(51) ( 0:20/00:14:18)
86 4九銀打 ( 0:52/00:24:09)
87 4九銀(38) ( 0:42/00:15:00)
88 4九馬(59) ( 0:06/00:24:15)
89 3八銀打 ( 0:02/00:15:02)
90 3八馬(49) ( 0:51/00:25:06)
91 3八銀(39) ( 0:35/00:15:37)
92 4八銀打 ( 0:15/00:25:21)
93 4九金打 ( 0:02/00:15:39)
94 4九銀成(48) ( 0:52/00:26:13)
95 4九銀(38) ( 0:03/00:15:42)
96 4七龍(44) ( 0:51/00:27:04)
97 3八銀打 ( 0:04/00:15:46)
98 4八金打 ( 0:12/00:27:16)
99 4八銀(49) ( 0:05/00:15:51)
100 4八龍(47) ( 0:02/00:27:18)
101 4九金打 ( 0:02/00:15:53)
102 5九銀打 ( 0:52/00:28:10)
103 4八金(49) ( 0:47/00:16:40)
 ( 0:04/00:28:14)

 (第五図)

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第五図は104 4八銀成(59)まで

まで形勢不明

 △4八銀の放り込みから△8四角という強手があった。以下延々と絡まれたうえ追いやっていたと思った4四の龍まで攻めに加わってきてしまった。手元のぴよ将棋に解析させるとまだ先手+2000ほどあるがそれはこちらがミスしなかった場合の話であり、十五分六十秒の早指し将棋なうえ人間は間違える生き物であるため玉が薄いというのはそれだけで具合が悪い。

 △3八馬に同銀としなかったのは明確なミスで、同玉の方が相手からの駒の打ち込みを許さず分かりやすかった。本譜はわざわざ△4八銀と打ち込ませる隙を作ってしまっている。あともうひとつでもミスしたら逆転されていただろう。

 しかしここから綺麗な手順があった。

 

105 3四桂打 ( 0:15/00:16:55)
106 1二玉(22) ( 0:51/00:29:05)
107 2二飛打 ( 0:15/00:17:10)
108 2二銀(33) ( 0:03/00:29:08)
109 2二桂成(34) ( 0:01/00:17:11)
110 2二玉(12) ( 0:01/00:29:09)
111 6六角打 ( 0:08/00:17:19)
112 4四飛打 ( 0:52/00:30:01)
113 4四角(66) ( 0:55/00:18:14)
114 3三金打 ( 0:54/00:30:55)
115 3一銀打 ( 0:05/00:18:19)
116 3一玉(22) ( 0:27/00:31:22)
117 4二と(52) ( 0:05/00:18:24)
118 2二玉(31) ( 0:06/00:31:28)
119 3二飛打 ( 0:04/00:18:28)
120 投了 ( 0:04/00:31:32)

 (投了図)

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 まで先手勝ち

 ▲3四桂から無理やり清算し▲6六角と成銀を取りにいく。ここで受け一方の手を指してくれれば成銀を取って盤石だ。そこで本譜は△4四飛だったが▲同角から即詰みがあった。もし△3三金打でなく△4四同歩の場合は▲3二飛△同金▲同角成△同玉▲5三と

△3三玉▲4二龍△2四玉▲4四龍△3四桂▲2五銀△同玉▲2六歩△同玉▲2七銀△2五玉▲1六銀△2四玉▲2五金(A図)まで自陣の駒までぴったり使って作ったかのような詰みとなる。

 A図

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 本対局を振り返ると最終的には運がよかったと言えるだろう。中盤まで有利に進めておきながら妙手一発で食いつかれてしまったが、なんとか踏みとどまっていてくれた。

指しながら詰みを確認していたので▲6六角の時点では勝算があったわけではなく、これでダメならダメだろうという気持ちだった。

 次戦はもっと盤石に自分の色ももっと出しながら指せるようにしたいと思う。第一回のときは三連勝から棚橋さんに負けてそこから転がり落ちたんだよなあ……。

 回顧が始まると長いのでこの辺にしておきましょう。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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